![](https://i0.wp.com/naramati-nararaku.jp/wp-content/uploads/2019/04/IMG_2996.jpg?resize=600%2C800&ssl=1)
薬師寺から唐招提寺とまわって来ました●
拝観料大人600円●
拝観時間8:30~17:00(入場は16:30)●
場所 近鉄西の京駅から薬師寺へ。そこから北へ徒歩15分ほど
奈良の世界遺産、唐招提寺を訪れました
先日JR奈良駅から自転車で薬師寺まで行ってきました。
JR奈良駅からは薬師寺までバスも出ています。奈良県総合医療センター行きに乗ればいいと思います。
大体20分弱で到着します。
詳しくは検索してみてね。
その薬師寺から北に徒歩で10分〜20分程行くと唐招提寺があります。
折角薬師寺まで来たなら唐招提寺まで行ってみるのがオススメです。
南大門
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こちらは入り口の南大門です。
入り口には外国人観光客ばかり。こんな田舎な奈良にまで来られる熱心さにはいつも感心します。
満足してくれてたら嬉しいなあ。
唐招提寺は来日された鑑真が東大寺で過ごした後、学びたい人の為に設立された私寺なんです。
南都六宗の一つ、律宗の総本山であります。
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唐招提寺ではスマートフォンによる音声ガイドもあるんです。
音声と映像による新体験。
「唐招提寺」で検索するか、ポスターのQRを読み込むだけでOKです。
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南大門をくぐった所。めっちゃ広々気持ち良い。
木が茂っているのでどんなけ広いかもわからんねえ。
人の気配はありますが、凛とした静けさでやっぱり奈良駅周辺の寺社とは雰囲気が全然違いますね。
唐招提寺も世界遺産です
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唐招提寺も奈良が誇る世界遺産のひとつです。
奈良の世界遺産は単一の登録ではなく、8つの資産がひとまとめで「古都奈良の文化財」として登録されています。
東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡・春日山原始林の8つです。
ほとんど周って、今回が唐招提寺。これで残るは平城宮跡のみとなりました!
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左手には唐招提寺境内案内図がありました。
おお、結構広いですね。建物の数も大小合わせると数えきれないです。
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まずは廻るまえに、こちらで御朱印帳を預けましょう。
そうすると番号札を渡して下さるので、帰りにまたこちらで完成した御朱印を受け取って下さい。
横にはお土産も沢山売られてますよ。
唐招提寺を見て回ろう
弁天社
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こちらは南大門より東にちょっと行った所にある社「弁天社」です。
左の池は初夏には蓮が咲く綺麗な場所なんです。蓮の季節にまた来たいなあ。
この奥には東塔跡があります。
日本最古の宝蔵・経蔵
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この写真を木の組み方を見てピンと来た方。学生さんなら日本史を勉強されてますねー。
左様でございます、こちら校倉造り。宝蔵・経蔵でございます。
経蔵は唐招提寺建立以前にあった建物で、日本最古の校倉なんです。
左が宝蔵、小さめの右が経蔵です。宝蔵は建立時に合わせて建てられたものだそうです。
戒壇
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今度は一気に西側に歩いてきました。
途中にはこちらにも蓮が咲く堀があります。この時期は完全に枯れてました…。
この古めかしい塀の中には何があるんでしょう?
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おや、これまた異国な雰囲気が漂いますね。
こちらは、僧になるための授戒が行われる場所、戒壇です。
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火災により建物は焼失し、現在では石壇のみ残っています。
上のインドっぽい宝塔は昭和53年に造られたものです。
御影堂は修理中でした
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今度は北に行きましょう。
こちらには御影堂(みえいどう)があります。
御影堂は元々興福寺の建物で、県庁や裁判所にも使われていたものなんです。
昭和39年に移築されました。
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現在は修理中で、2022年まで入ることは出来ません。
あ、足元にレールが敷かれてますね。あれはタモリ倶楽部で見たことがあるぞ!
中には鑑真和尚坐像があります。もちろん国宝。現在は新宝蔵にて期間限定で公開されるそうです。
気持ち良い奥まった場所に鑑真和尚のお墓があります
開山御廟
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御影堂から東に進むと、なんとも気持ち良い小路に出てきました。
はあああ、癒やされる…。
砂利を踏みしめる音、木の揺れる音、鳥のさえずり全てが癒やし。思わず詩人になってこんな事も言ってしまうの間違いなし。
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しばらく歩くと入り口が。戒壇の塀よりもさらに古めかしい。
瓦の苔が年月を語ってるなあ。
塀の崩れ具合も美しい。大きな地震が来ませんように。
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門をくぐるとまたファンタジー映画に出てきそうな雰囲気のお庭がありました。
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苔がとにかく美しい。びっしり一面苔。
こんな綺麗な苔が見れる場所もそう無いのでは?苔マニアな自分のお墨付きにします。
苔の美しさでは依水園かと思ってましたが、苔に関しては唐招提寺に軍配です。
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進むと廟が見えてまいりました。
周りは堀で囲まれており、鴨が沢山泳いでおります。かわいい。
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手水舎も風流ですねえ。
これまた苔が美しい…。
手水舎(ちょうずや)の使い方は以前春日大社のところで説明しております。
どうやるのかよく知らないなって方は是非見て下さい。
作法を知ってるのと知らないとでは、所作の美しさが随分変わると思いますよ。
鑑真和尚の御廟も美しいです
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こちらが鑑真和尚のお墓です。
鑑真の故郷である中国揚州から贈られた瓊花(たまばな)が植えられてて、初夏には美しい花が咲くそうです。
この日も多くの方が参っておられ、熱心に拝んでおられました。
中国人観光客が多いのも鑑真和尚が眠っているからなんかな?
新宝蔵は貴重な仏像がいっぱいです
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こちらは新宝蔵。
国宝の大日如来像とか薬師如来像が納められてるんです。
これが楽しみで来たのよねー。
奈良時代の美しい仏像があるお寺は少ないのですよ。
最近イラストを描いたりと芸術に目覚めたので、美しい仏像には目がありませんのよわたくし。
ん?暗くない?
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んがあああ。閉館かよ…!
12月1日から2月28日までは閉館だ、と…。この日は2月22日。うわあ、ぎり期間外やん。
写真で満足しとくか…。出来ねー。
念の為開館期間も記載しておきますね。
3月1日〜6月30日、9月1日〜11月30日、12月31日〜1月3日。開館時間は9時から16時です。
他にも臨時開館もあるそうなので、詳しくは唐招提寺ホームページを御覧くださいね。
唐招提寺の仏像はどれもすごいです
礼堂には釈迦如来像
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気を取り直して礼堂に来ましたよ。
礼堂は中央のひろいとこの東側に位置してます。北側に建物が続いていて、そちらは東堂と呼ばれています。
この建物も重要文化財なら中の仏像も重要文化財です。
中には釈迦如来像があります。1258年に造られたものです。
スラッとしたお姿で、表情はとても穏やか。
中から100以上の文書が出てきたんですって。
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東堂との間には馬道(めどう)と呼ばれる通路がありますので、そこを抜けていきます。
境内の短い馬道を抜けると金堂であった。視界の中が明るくなった。
金堂・講堂
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そこには金堂と講堂がありました。どちらも国宝。
最初の写真、南大門を抜けたところの正面にあるのが金堂、その奥が講堂です。
金堂は奈良時代の建物です。立派やねえ。
8世紀の木造建築が現在に残っているだけでも奇跡的ですよ。
金堂には盧舎那仏像、薬師如来像、千手観音像に、四天王像と梵天・帝釈天蔵もありまして、全て国宝。
すごいなあ。
薬師如来像が平安時代のもので、あとは奈良時代の仏像です。
全ての仏像から彫師の込めた魂を感じます。
千手観音像の手は現在でも953本残っているそうです。盧舎那仏像の背後には化仏が862体残っているそうです。
凄まじいです。圧倒されます。
講堂は平城宮の東朝集殿を移築したもので、奈良時代の建物です。
こちらの中は広々とした空間。包まれる感覚が不思議。元々は会議とかで使われた建物らしいです。
中には弥勒如来像と持国天・増長天像がありました。多くの仏像は宝蔵へと移されたのです。
四天王像って各お寺にあるけど、結構違ってて面白いです。
こちらのはちょっとぽっちゃりさん。ポージングもそんなに厳つくなく、どっしりと構えてる感じです。
寺社にはとんと興味の無かった奈良県民でしたが、ここ最近の巡り熱はもはや習慣化してます。
休みの日は毎朝散歩で興福寺行ってるし。
是非一度みなさんにも寺社巡りしてほしいなあって思います。
楽しいし、心も洗われる素晴らしいものですよ。
↑奈良町(ならまち)のお店の情報をまとめてます
カフェや雑貨屋の営業時間や場所をまとめています
寺名 唐招提寺
住所 奈良県奈良市五条町13−46
番号 0742-33-7900
公式 唐招提寺のホームページ
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