奈良でも屈指の完成度を誇る庭園です●

価格 一般900円。各種割引あり●

営業時間 9:30~16:30(毎週火曜日、年末年始休園。4,5,10,11月は無休)

場所 奈良県庁の北東、氷室神社の北側


 

最近休みの日や遅番の日には朝から散歩をしとります。

早朝奈良散歩ノススメ☆奈良公園と東大寺を散歩しよう

で、気付いたんです。

奈良って散歩にうってつけの町なんですよ。

世界遺産の寺社仏閣を巡り、鹿と戯れ、空も広い。

痩せる為に始めたんですが、これが超楽しいやんね!

 

で、たまに庭園も歩いてみるんですよ。

電車で言う特急券みたいなもんね。快適な散歩を贅沢に楽しむのね。

実は奈良には庭園も多くあります。

名勝大乗院庭園文化館☆奈良町で気軽に散歩を楽しめる庭園です

吉城園☆季節で表情の変わる素敵な庭園

今回紹介するお庭はこちら!

 

県庁のすぐ近くにある庭園。そんな感じが全くしない素敵なロケーション

 

こちら「依水園」でございます。

ここはまだ庭園ではありません。ホテルでいうフロントロビーみたいなもんです。

だが既に美しい。敷き詰められた砂利が鳴る音が気持ち良いです。

 

入り口近くにありますのは「三秀」さん。

ここは入り口ではないので入れません。中でお庭を見ながら食事出来るのです。

風流やで。

 

こちらにてチケットを購入します。

チケットは一般900円・大学生810円・中、高校生500円、小学生300円となっております。

購入時英語で話しかけられたので「日本人ですよー」と苦笑いで伝えたら「ごめーん!」と仰ってました。

庭園に来られるの外国人ばかりですもんねー。間違いなく日本人以上に日本の美を堪能されてるよね。

チケットを購入したら右手の入り口から入りましょう。いざ!

 

美しい!こんなに癒やされる散歩は最高だぜ

こちらの庭園が「前園」です。

気持ちいいー!

ここは奈良晒を扱っていた商人であった清須美道清が江戸時代に、お茶を愉しみながら山を眺める為に三秀亭を建てて、その時作った庭園なのです。

奥に見える藁葺き屋根が三秀亭です。

 

花菖蒲(はなしょうぶ)と睡蓮が綺麗に咲く池。

池の中ほどには小島があって、そこを橋で結んであります。

歩いてるだけで楽しい。

暑い日だけどとても涼しく感じますよ。

 

三秀亭では食事やお茶が出来ます。

営業時間はランチが11時30分から14時まで、カフェは15時30分までです。

メニューは麦飯とろろが1,850円、鰻とろ御膳が3,000円。

抹茶と干菓子が850円、抹茶と最中が850円、ぜんざいが720円です。

他にもコーヒーやビール、甘酒などもありますよ。

 

ここから庭と借景の空を眺めて食事出来るのです。

どんなけ優雅な人生なんだ。

 

ぐるっと池を回るように遊道を歩いていきます。

よく考えて作り込んであるなあと感心してしまいます。

人も多いので賑やかだけど、静けさを楽しめるのが前園なのです。

 

森林浴を満喫しながら奥に進んでみました

木漏れ日がめちゃめちゃ気持ち良いなあ。

思ってたよりずっと広い庭園です。

見えてきたのは「挺秀軒」です。

こちらも素敵な庵です。でも上がったりしちゃダメですよ。

 

まだまだ続く小道。ほんと広いな!

小川を越える石畳があったりと趣向が凝ってるなあ。

 

この辺は苔の養生中みたいです。

苔はいいねえ、と心のカオルくんも囁いてきます。

大台ケ原☆お手軽な登山をやりたいあなたにオススメ!秋のトレッキング

傷めないように飛び石の上を歩いてね。

苔を愛でながら進んで行きますと…!

 

後園に到着!これまた凄い庭園です

やー!こんなに素晴らしい庭園がもう一つあるなんて!

依水園は江戸時代と明治時代にそれぞれ作られた2種類の庭園を回遊する構成になっているのです。

「後園」は明治時代に実業家関藤次郎が茶の湯と詩歌を楽しむ為に作った築山式の庭園です。

築山式は土砂を盛って作った人工の山の事です。

借景で見えるのは東大寺です。見事なり。

 

こっちの庭は高低差もあってダイナミックな作りになってます。

これがマイナスイオンか…!

 

おお、水車!

もちろん良い水音を奏でながら回っております。

水車には苔も生えててなんとも素敵な年期を感じさせます。

 

こっちの庭には水の上を渡る飛び石もあります。

はしゃぎすぎて落ちないように!

でも渡るの楽しい。

 

こちらにも綺麗な花菖蒲。

6月は他にクチナシも楽しめます。7月は輪王蓮、8月はサルスベリが咲きます。

春はもちろん梅にしだれ桜も。年中楽しめるね。

 

庭の一番奥にはお稲荷さんがありました。

きっちり手を合わせていきました。

手を合わせて漠然とお願いしてお参りするのは、心理学的にも効果があるんですって。

夢が具体的になって現実になりやすくなるそうです。

 

戻る道はちょっとモダンなデザインですね。

 

こちらは「氷心亭」です。

ここの縁側は新薬師寺の古材を使用して作られているんです。

ここの藁葺き屋根にはなんか乗ってるんですが、見えます?

最初はCD乗せてんの??って思ったんですが、あわびの貝殻らしいです。

貝殻がカラスよけって事もあるんですが、日に弱い藁葺きを守る水の神様のお守りという意味もあるんです。

 

しっかし空が広い…。癒やされるなあ。

奥には春日山も見えますね。

奈良の空が広いのは建物の高さ制限のおかげですが、これは市内のどこからでも春日山や若草山が見える様にって事なんですって。

百楽☆眺めの良いレストランで頂く高級中華

 

外国人観光客のおじさんがすごく絵になってたので写真を撮らせて頂きました。

この写真好き。緑が綺麗だし、構図も良く出来たと思います。

 

ここで庭園は終わりです。

 

出た所には寧楽美術館(ねいらく)があります。

屋根が藁葺き屋根みたいな形になってるのわかります?

これは建築家東畑健三によって大和屋根をイメージして設計されたんですって。

いいデザインですよねー。

 

この時は依水園の主人関藤次郎のコレクションが展示されてました。

当時は依水園で様々な文化人と交流したそうです。

中には茶器や絵画、当時の新聞なども展示されてて面白かったです。

 

ちょこっと動画も撮ってみました。

 

季節の花も愛でたいし、定期的に行きたい庭園でした。

是非みなさんも行ってみてくださいね。

 

バナーつい2

でた

↑奈良町(ならまち)のお店の情報をまとめてます

カフェや雑貨屋の営業時間や場所をまとめています


店名 依水園・寧楽美術館

住所 奈良県奈良市水門町 奈良市水門町74

番号 0742-25-0781

公式 https://www.isuien.or.jp

 

関連記事

IMG_1787

こちらもオススメの観光ポイントです。志賀直哉の旧居の中を見学出来るのです。

 

トップページへ

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 奈良(市)情報へ
にほんブログ村