
小説家志賀直哉の旧邸は中も見学出来るのです●
価格 入館350円●
営業時間9:30~17:00(無休)●
場所 奈良公園の南。奈良教育大の北側。
志賀直哉について語るナララク
小説の神様と言われる志賀直哉様。
皆様は読まれた事ありますか?
無い方には「暗夜行路」とかオススメですよ!なんとも言えぬ気持ちになります。
ネタバレになるので細かい記載はしませんが、読んだ方にはわかる。やっぱりあの壺と箱のシーンですよね。
つ、つら…みたいな気持ちになってなんとも印象的なシーンです。多くを書かない余韻ある文章が魅力です。
そんな名作が次々生み出された豪邸が今も綺麗に保存されております。
それが「志賀直哉旧居」です。
文豪はやっぱり立派な豪邸に住んでらしたのです

立派なお家。こちらです。
塀も長いし、門も大きいし、木も生い茂っております。絵に描いたような豪邸や…。
「奈良に美味いもの無し」などど言ったのもここに住んでた頃ですな。


静かな佇まいです。
遠慮がちに志賀直哉旧居の看板が。
あまりに謙虚なんで入って良いのかオロオロするわし。
後ろには登録有形文化財指定の看板もありますね。

「頼も〜!」と当時の文学青年達もこの門をくぐり、先生との面会を求めたのでしょうな。
緑溢れる庭がなんとも心地良い。

綺麗な玄関。
当時もこんな感じで季節のお花で出迎えてくれたのかな〜。
靴はここで脱いで袋に入れて持ち歩きます。お庭にも出れるので靴が必要になるのです。

見学料350円を払って見学させて頂きます。
順路は2階から。
階段のきしみが歴史を感じる。
この書斎で名作「暗夜行路」は生み出されたのか

おー、立派なお部屋やなあ。旅館みたい。
この日は猛暑だったのですが、風が通って気持ち良いです。

こちらはお客さんの部屋かな?夜のんびり過ごす部屋かな?

窓からはお庭も見下ろせます。
夏の深緑が美しい。
お家のデザインも直哉がしたそうです。おっしゃれ〜。

廊下の窓の雨戸?が素敵。
ワーゲンバスみたいに上に開けるのです。

おおお〜!
ここで名作が生み出されたのですね!
いい書斎やな〜!こんな景色の中で仕事出来るっていいなあ。
インスピレーション刺激されまくり。
わしもこんな部屋でナララクを書きたいのお。

貴重な本や、撮影に使われた時の写真とか本棚に並んでいます。
2階はここでおしまい。
1階に行きましょう。
志賀直哉のデザインした旧居には茶室もあるしモダンなテラスもある

1階には台所やお風呂もありましたが、やっぱりここ。
茶室があるのです。直哉お金持ち〜。
茶室初めて入ったのですが、立つと頭が擦るぐらい天井が低いのですね。

ちょっと座って庭を眺めてみます。
ここで精神を磨いたのでしょうね。
ほんま気持ち良いです。

大きなダイニングもありました。
ここには当時、奈良に住んでいた武者小路実篤や九里四郎などの芸術家達がこの家に集って文学や哲学について語り明かしたのだそう。
いいなあ。僕もその時に生まれてたら通いたかったなあ。
ここで暮らしていた直哉は、自分が時代に追いついていないと思い、時代の最先端である東京に引っ越すのです。

ダイニングの横には光が入るテラスもありました。おっしゃれ〜。
この和洋折衷も先生の趣味で、当時では随分ハイカラなサロンとなっていたそう。
立派なお庭も散策出来ます

お庭も広いです。
テーブルと椅子も設置されてて、庭を眺めて休憩できますよ。

自販機も設置されててびっくりしました。
暑いからめちゃ助かりました。

お庭から玄関へ続く小路も見事。
個人のお家の庭の写真に見えないよね。

わー。池まであるんやね。ここに立って物語を考えてる先生の御姿が見えました。
いいなあ。

ここでおしまいです。
貴重なものを見せて頂きました。
大正14年にここに引っ越しできたそうで、この近所のお年寄りは志賀直哉とのふれあいもあったそうです。
当時の文化人が集まり、白樺文化を開花させたこの旧邸。
一度御覧になって下さいね。
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店名 志賀直哉旧邸
住所 奈良県奈良市高畑町1237−2
番号 0742-26-6490
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