第70回正倉院展に行ってきました。数ある奈良のイベントの中でも一番目玉の催しです●
価格 大人当日1,100円 オータムレイト800円●
営業時間 9:00~18:00 土日祝は20:00まで(期間中は無休)●
場所 奈良公園内にある奈良国立博物館
奈良中がお祭り的雰囲気に包まれるイベントが正倉院展
さあ、今年もやって参りました!イベントの多い奈良の中でも一番の集客、一大イベント!
第70回正倉院展の始まりです!
正倉院展は単発の展示会の中では抜群の集客力を持っており、前回は1日で最高12,700人の人が訪れました。
昨年だと京都国立博物館の「国宝」展13,010人に次ぐ第2位の入場者数だったのです。
僕が働くお店にも尋常じゃない人数が来店して下さります。夕方には店員1人当たり同時に30人くらいを接客するイメージ。
各店からエースが応援に来るのです。店内のポジション獲りを間違うとえらく忙しくなるので細心の注意を持って働かないといけません。
応援に来た先輩をさりげなく自然を装い忙しいポジションに配置するのです。ウッシッシ。
そんな正倉院展は奈良国立博物館にて開催されます。
場所はこちら。
朝の散歩中に奈良公園を下見しました
過去の経験から、正倉院展は夕方から行くに限ると学習しているのですが、朝から現場を下見しておきます。
完全なる勝利を求めて。
なんちゅうテントの長さだ…!
これは順番待ち用のテントです。こんなに並ぶのは覚悟が必要であります。
テント終了に近い場所で残り待ち時間45分の案内がありました。最後尾だと何時間になるんやろ…。
飲み物やお菓子、事前のトイレなんかも大切。日差しが強かったら日焼け止めも要るよね。
覚悟完了!
こちらのテントでは食事が出来たり、おべんとう買ったり出来るみたいです。
平宗さんや魚万さんなどなど。
こちらが会場案内図です。
先程の休憩ブースの他に、手荷物預かり所やコインロッカーもあります。
入場するとめっちゃ混んでるんで、観光客の皆さんは荷物を預けるほうが良いかと思われます。
いざ正倉院展に行ってきました
奈良公園に到着したのは16時半くらいです。
おお、まだ沢山の人が居られますね。
よく見ると信号待ちの人の中に鹿もいます。奈良の鹿は教育が行き届いている。
右側の方達は当日入場券を買う方の行列です。3、40人くらいかな?流石にこの時間だと落ち着いてますね。
左は物販のテントです。奈良の人気店が出張店舗を出されています。
大仏いちごさんや大和工房さん、朱鳥さん、中西与三郎さんなどなど。
こちらは博物館を正面から眺めた写真です。
並んでらっしゃる方達はオータムレイトチケットを利用されてる方です。
オータムレイトチケットは16時半から入場出来るチケットなんです。
前売り券を持っているとこの時間は別の入口から、並ばず入ることが出来ました。
今年の目玉は玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくばこ)です!
まずすごいのがiOSの変換機能ね!たいまいら…まで打ち込むと候補に出てくるのにびっくり!
それはさておき、並ばずに入れると申しましても中に入ると流石に中々混雑しております。
でも全然見えないって事はなく、流れに任せてだと順調に見て回る事が出来ます。
夕方から入ると難しいのが時間配分ね。最初に入った展示室の4倍位は見て回ると計算して下さいな。
僕は最初にのんびり見てしまった為に、後半は早足でも18時になってしまいました。
一枚のチケットでなら仏像館にも入れるのですが厳しいので、最初に仏像館は見といた方がいいかもです。
今回の展示品の目玉は、先程の玳瑁螺鈿八角箱や平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)、沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)です。
玳瑁螺鈿八角箱は今回のポスターにも乗ってるやつで、仏前に進める献物を納めるための箱でないかと推定されています。表面には豪華なヤコウガイの装飾が施されています。美しい。
平螺鈿背八角鏡は白銅製の鏡で、こちらもヤコウガイで見事な装飾なのです。こちらは一度盗難にあった時にバキバキに破損してしまい、明治28年に修理されたのです。
1300年前の物とは思えない綺麗な状態の良いものも数多くありました。なんなら僕の家の茶碗より保存状態が良いくらいでした。
さすがに布製や紙製はきつかろうと思えますが、それでも十分綺麗な状態で感心しました。
それもそのはず。正倉院の年表を見ると、藤原道長、足利義満、織田信長、徳川家康と錚々たる時の権力者たちが修復などに関わっているのですねえ。
面白いのが盗難にも度々遭っており、当時の東大寺の僧侶が正倉院の床を切り取って、中の宝物を盗んだりしたそうです。オーシャンズ・イレブンかよ。
酷い僧に至っては、盗んだけど思ってた程値が付かず、怒って壊したりしやがったのです。こんにゃろう。
個人的に面白かったのが、当時の記録を残した文書の数々でした。
借金の借用書もあって、利息、保証人、担保なども記載されてました。当時からこの辺のシステムは完成されてたんですね、感心。
担保が布4反ってところが当時っぽくてかわいい。
夜はライトアップも楽しいです。興福寺のライトアップも見てきました
最後は駆け足ながらも十分堪能出来ました。面白かったなあ。
グッズも買い、大満足で出口に向かいます。もうさすがに外は真っ暗です。長い時間入ってたんやなあ。
おお、ライトアップがめっちゃ綺麗。
こちらは茶室の八窓庵です。外国人観光客の皆さんも感動しながら写真を撮りまくりでした。
無料休憩所も最後までオープンされてました。
魚万さんの威勢のよい掛け声が聞こえてきます。パワフルな英語でしたが、勢いで通じるのね。
閉館後の奈良国立博物館。こちらもライトアップされてて美しいですねえ。
自転車で奈良公園を抜けて帰ろうとしたのですが、なにやら興福寺の方も賑わってますね?
あ、そうか。今の期間は興福寺中金堂がライトアップされてるんだった。見て帰ろう!
興福寺中金堂がLEDで華麗にライトアップ!
ライトを浴びて堂々とそびえる五重塔も見事ですね!
いつ見てもこれが木造だって事に驚きます。奈良に来た際には是非とも見て頂きたい場所なんです。
うおお、すごい!めっちゃ綺麗です。
すごいのが、拝観されてる方達が持っているLEDライトも呼応して色の変化が同じなんです。面白い!
こりゃあ一見の価値ありです。そんなに混んでもなかったので是非行ってみて下さい。
平成30年11月11日まででございます。
外のお土産屋さん達も夜遅くまで元気に営業されてました。ここのお土産屋さんがこんなに一斉に商売されてるの初めて見ましたよ。
正倉院展と興福寺ライトアップで気合い入ってらっしゃいますね!
さて、次回の正倉院展は何が出展されるのか、もう今からワクワクですね。
是非皆さんも行ってみて下さいね。
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カフェや雑貨屋の営業時間や場所をまとめています
店名 奈良国立博物館
住所 奈良県奈良市登大路町50
番号 050-5542-8600
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