餅飯殿商店街にあるぶと饅頭が人気の老舗の和菓子屋さんです●
価格 ぶと饅頭1つ200円●
営業時間9:00~19:00(不定休)●
場所 もちいどのセンター街北側入り口から入ってすぐ
千年くらい前の事なら先週の出来事のように語られかねないのが奈良。
大体1300年前くらいに伝わったものなんですよーとサラッと言われるとアドリブ力が追いつかない。
それって何年前ですか?と聞きかねない。
そんな歴史あるお菓子があるって知らなかったです。
お店はこちら。
江戸時代から続く老舗の御菓子屋さんです
こちら「萬々堂通則」さんです。
餅飯殿商店街の北側入り口近くにあるお店です。大きな店構えなんですぐ気付くはず。
こちらも創業が江戸時代末期という歴史ありまくりの名店なのです。
看板商品の「ぶと饅頭」
店頭のガラスケースでドドンと陳列されてるのが「ぶと饅頭」。
「ぶと」とは春日大社の神饌(しんせん)にも使われてるお菓子です。神饌はお供えね。
歴史書の記述は900年代に記された和名類聚抄にも出てくるので、遣唐使によって伝えられたものという説があるお菓子なんです。なんで唐菓子とも呼ばれています。
遣唐使…。話が大河ドラマすぎてびっくりだぜ。
萬々堂さんのぶと饅頭は1個200円。ぶと饅頭の箱入りもあれば、他のお菓子との詰め合わせもありますよ。
下段は「八重の里」というお菓子とのセットです。八重の里は塩漬けした柚子の皮を混ぜ込んだ白あんのお饅頭なんです。
美味しそう。
季節のお菓子も色々あるみたいですね!
お水取りの時には「糊こぼし」。この時期の奈良の和菓子屋さんはどこも椿のお菓子を販売するんです。
夏にはもちろん鮎焼きの「若鮎」も。季節ごとに和菓子を愛でるのも奈良の楽しみです。
綺麗な干菓子もお土産にぴったり
干菓子がめっちゃかわいい。綺麗やなあ。
これすごいよね。外国人観光客も興味深そうに眺めていました。
これが日本だ、外国人の方々よ。と自分が作ったわけでもないのに誇らしくなってしまう。
しかもやたらお値打ち価格ですよね。これほんま安ない?
ガラス棚の上には焼き菓子や飴の袋詰めが並んでるんですが、これまた350円とお手頃価格ですね。
中段には「微笑」という砂糖菓子。昔ながらの自然製法による和三盆のお菓子です。
見えるかなあ。羽つきの羽根のように砂糖玉をくるりんとかわいい紙で包んであるんです。
下段には紅白まんじゅう2個で1,000円。お祝いの席には必需品ですよね。
栗ようかんに柿ようかん
こちらは栗ようかん2,200円、柿ようかん2,000円、大納言ようかん1,800円です。
普通の羊羹とはちょっと違う、まさに一味違うようかんなんです。
柿ようかんとか奈良っぽいやんね。
進物にぴったりなお菓子詰め合わせもありますよ。
ぶと饅頭に砂糖菓子、お饅頭の入ったセットも4820円と使いやすい価格です。
ぶと饅頭と青丹よしと頂きました
和三盆の青丹よし
今回は「ぶと饅頭」と「青丹よし」という萬々堂さんの二大看板お菓子を頂きます。
ぶと饅頭5個入り1,100円と青丹よし6枚入り1,060円です。あ、今更ながら価格は全て税抜きね。
この上品な和紙に包まれた砂糖菓子が青丹よしです。
素敵よねえ。
カリッとした食感を想像していたのですが、ふんわり食感のお菓子でびっくり。
和三盆の丁度よい、ほんと丁度よい甘さでこれは美味しいなあ。
和三盆は四国東部で伝統的に作られている、細やかな粒子ととろける食感が特徴の最高級砂糖なのです。
これと抹茶は絶対合うよな。
揚げ饅頭の「ぶと饅頭」が美味しい!
このキャンディーのようなかわいい包装がぶと饅頭です。
米粉を油で揚げて作ったお菓子なんです。餃子みたいに包み込んで作ってるんですって。
油で揚げてあるけど、全然脂っぽいってことないです。むしろサクッホロッとした食感です。
とてつもなく上品なあんドーナッツと言えば伝わるでしょうか。
香ばしい風味と程よい甘さがやみつきになるやんね。これめっちゃ美味しいです。
こんな美味しいお菓子が1300年も前からあるなんて驚きです。
歴史あるお菓子は歴史ある所以があるのだなあと再認識しました。
これは是非お土産にも買ってほしいです。
↑奈良町(ならまち)のお店の情報をまとめてます
カフェや雑貨屋の営業時間や場所をまとめています
店名 萬々堂通則(まんまんどう
住所 奈良県奈良市橋本町34
番号 0742-22-2044
公式 萬々堂さんのHP
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奈良町は和菓子のレベルは相当高いですよ。歴史の語る美味しさを体感するのだ。